ストローを平行にし、ハニカム状に組み上げた透過性のあるスクリーンを制作しました。そのスクリーンの奥に本物の花、スクリーンを挟み反対側には、会場で撮影された花を映し出します。ハニカム状の透過性のあるスクリーンの機能により、映像の花と本物の花はズレることなく重なり合って見えます。しかし、時間の経過とともに、本物の花は枯れていき、徐々に映像の花と本物の花はズレていきます。〈実像と虚像〉を同時に重ねてみることができるこの作品は、鑑賞者が感覚する〈実像と虚像〉の知覚を曖昧なものとし、映像表現に新たな質感を与えます。
Year: 2005
Technique and Medium: straw, flower, video projection on screen
Exbition
2006 第9回文化庁メディア芸術祭 東京都写真美術館(東京)
http://syabi.com/contents/exhibition/index-748.html
Award
2006 文化庁メディア芸術祭 第11 回 学生CGコンテスト インタラクティブアート部門 佳作
http://www.cgarts.or.jp//scg/2005/index.html